妄想日記 その20『初キル』

 

前回

 

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ついにルーラとの決戦の時が来た。

勝負はVRFPS。

リアル一人称ガンシューティングだ。

ちなみに僕は、VRの経験もなければFPSの経験もない。

こんなので果たして勝てるのだろうか…。

ま、まぁ仲間もいるし…。

ちなみに二人はFPSとかの経験ってあるのかな。

 

「二人ってFPSの経験あるの??」

「ないよ」

「ないな」

あぁ…。

これ本当に大丈夫なのだろうか。

 

「そんなことより早く装備決めなきゃ。」

あぁ。そうだった。

装備決めないといけなかった。

元から手榴弾や盾などの用意はしてあったので銃だけ決めればいい設定だった。

これは楽で助かる。

といってもどれがいいのかさっぱりだ。

ハンドガン、ライフル、ショットガン、マシンガン、スナイパー、対物ライフルetc...。

名前は聞いたことあるがさっぱりだ。

それにその中でもいろいろあるし…。

これは直感で決めるしかないかな。

うーん…。

スナイパーとかかっこいいけどなんか難しそうだしなぁ…。

 

「あ、私これにしよ」

スノーホワイトが選んだのは、サブマシンガン短機関銃)というなかのH&K MP7という武器だった。

「なんか打ちやすそうだし」

たしかにサブマシンガンは小さいし、連射できるからいいかもなぁ。

「じゃあ僕はこれにしようかな。」

ラピュセルが選んだのは対物ライフルのバレットM82というものだった。

かなりガチガチだが果たして使えるのだろうか。

さぁ、僕はどうしよう。

スノーホワイトは特攻、ラピュセルは遠くから狙撃。

ショットガンとかが無難だろうか。

少し遠くからスノーホワイトを援護。

あとはハンドガンとか持ってるといいだろうか。

ということで僕はショットガンの、レミントンM700とハンドガンでフルオートができるグロック18を装備した。

 

「準備おkです。」

「私もおっけー。」

「よし。それじゃあ、暴れてきますか。」

「おー!!」

「はい!」

 

装備が終わりスタートボタンを押したら目の前が真っ白になった。

どうやらロードが始まったみたいだ。

10秒くらいしたら、ロードが終わり僕たちは戦場にワープされた。

 

どうやら戦場は大都市みたいだ。

周りには高層ビルがたくさんあり、夜景とかとても綺麗なことだろう。

こんな大都市なのに人影が見当たらないから恐らくそういう設計なのだろう。

「わぁ、すごいね…。」

スノーホワイトが感嘆を漏らすのも無理はない。

なにせほんとにすごいのだから。

「近未来の大都市って感じだね」

そう。まさしくそんな感じだ。

「ワープとかできるのかな?どこでもドアは?」

「さすがにそんなことはできないでしょう。」

「できるみたいだよ。ゲーム中に一人3回まで使えるようだ。」

「え!できるのですか!?!?」

「わーいわーい!でも3回ならむやみに使えないね…。」

「うん。そうだね。これをうまく使えるかが勝負に結構影響しそうだね。」

「ですね」

「てかそれどうやって分かったのですか?」

 「左ポケットに携帯型端末が入っててそこにルールが載ってある。

こま兎たちも見とけよ。」

「はい。」

「りょーかい」

 

早速僕はルールを開いてみた。

 

ルール

1・武器も使い相手を15キルしたほうが勝ち。

2・チームの場合は全員あわせて15キルとなる

3・戦場は大都市を舞台としており、広さは10×10㎢である。

4・10分に1回敵の位置がマップに表示される(1分間)。チームの場合は全員表示される。

5・戦闘中に1人につき3回ワープを使うことができる。またワープされる場所はランダムで、1㎞以上離れた場所となる。

6・味方はとは携帯型端末で離れてても話すことが可能

7・スタート位置(リスポーン位置)は敵と必ず10㎞以上離れてある

8・たまにマップ上のどこかにに便利なアイテム(必ず使えるものとは限らない)が湧く。プレイヤーはそれを自由に持ち、使用することができる。(仲間の間で譲渡可能)

9・銃弾は銃によって持ってる数が違い、マップ上にも落ちていることがある。

10・各プレイヤーが持ってる携帯端末で開始からの時間を確認できる。

11・以上のルールを守り楽しく遊びましょう

 

僕は一通りルールを確認して閉じた。

結構しっかりしてるのだな。

そして今の時間も確認するために携帯端末を開いた。

5分30秒か…。

今のうちに作戦でも考えなきゃな。

 

「作戦とかどうします?」

「うーん。どうがいいのだろうね。」

「みんなバラバラになったほうがいいのじゃない?一気にキルされるのを防ぐために」

 「一気にキルされるのも怖いが、1対1になるほうがもっと怖い。ここは、味方全員が必ず見える範囲で行動し、1対1になったらワープを使用するというのでどうだろうか。」

「おkです」

「ラジャー」

この短時間でここまでの作戦を考えるとは、流石ラピュセルである。

「あと僕はスナイパーライフルだから、高いところから指示を出すけど、的確な指示を出せるかわからないから、こま兎たちもお互いで指示しながら移動するように。

また、少しでも一気にキルされる確率を下げるためにあまり近づきすぎないように。

反対意見、ほかの意見、質問などあるか?」

「今のところ大丈夫です」

「こちらも」

 

「そろそろスキャンの時間だし、ある程度散らばるか。」

「はい。」

「ラジャラジャ」

 

ついに始まるのか…。

スキャンの時間まで残り30秒。

このスキャンでルーラの位置がわかる。

開始位置から5キロは必ず離れてるから普通に考えて近くにいるはずはないだろう。

そうわかっていても、もし近くにいたらと考えてしまうのはおそらく怯えてるのだろう。

あまり足を引っ張らないようにしたいところだが…。

そんなことを考えながら僕はひたすら走っていた。

 

ピーーー。

 

スキャン開始の音が鳴った。

同時に僕はマップをにらむ。

えっとルーラはと。

大体6キロくらい離れているところにいた。

まぁ、とりあえず安心かな。

ルーラもこんな序盤からワープなんて使ってこないだろうし、そもそも使う意味がないし。

 

僕の使ってるショットガン(レミントンM700)は最大射程が900m。

スノーホワイトサブマシンガンH&K MP7)の射程は200m。

ラピュセルの対物ライフル(バレット M82)は大体2キロ。

まだ狙撃できる距離ではない。

とりあえずさっきのスキャンで場所がばれてるし少し移動したほうがいいだろうか。

 

「移動します??」

「そうだな。とりあえず右上にルーラがいることが分かったから、隠れながらそちらに向かうとしよう。スノーホワイトを先頭として前進だ。スノーホワイトが動き始めてから30秒くらいたったらこま兎も同じ方向で移動。僕はとりあえずビルの上で待機してるよ。いい狙撃ポイントを見つけたからね。まぁ有効射的から外れたら移動するよ。」

「ラジャー。移動を始める。」

 

それを言った瞬間スノーホワイトは動き始めた。

移動速度はとても速いということもなく遅くもないという感じだ。

まぁ大体100mを40秒くらいのスピードだろうか。

 

スノーホワイトが移動を始めてから30秒ちょいか。

僕も移動するか。

「こま兎、移動を開始します。」

 

ここで気を付けるのが、近づきすぎず、離れすぎないこと。

大体100m~150mの距離感を保つ。

これが結構重要となってくる。

まぁ、近づいたほうが有効な場面もあれば離れたほうが有効な場面というのもあるが。

まぁ、その辺はラピュセルが指示を出してくれるだろう。

僕が判断するより上から見てるラピュセルが指示を出したほうが何倍もいい。

それはわかっていた。

 

あとはアイテムが落ちてるかどうかの確認だろうか。

まぁ、これは前を走ってるスノーホワイトが確認するからさほど気にすることではないだろう。

まぁ見落としなどもあるだろうから、一応確認するが。

 

それから何事もなく次のスキャンの時間になるのだった。

途中で銃弾が何発か落ちてることはあったがそれ以外はほんとに何もなかった。

 

「スキャンが始まる。僕がスキャンを見るからこま兎とスノーホワイトは周囲を見といてくれ。」

 「了解です」

「ヨーソロー」

それ航海用語や…。

取り舵いっぱいー。

いやーは〇〇りいいよね!

 

スキャンが始まった。

急に緊張してきた。

周りを見てると端末からラピュセルの声が聞こえてきた。

「2キロ少し右上のほうにルーラはいる。高いビルを探して見つけ次第狙撃を始める。

こま兎たちは慎重に前進してくれ。」

どうやらルーラはかなり速いスピードで移動しているようだ。

てか早すぎね。

僕たちはせいぜい500mくらいしか移動してないはずだ。

だからルーラは3キロと500mを移動したということになる。

何かの乗り物だろうか。

 

「ルーラ発見。慎重に狙撃を開始する。」

そういった直後に銃声が聞こえた。

その銃声が聞こえてちょっとしたときに端末から通知が来た。

ってええ!?

 

『ルーラがラピュセルをキルしました。』

 続く…