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妄想日記 その15「パロディ祭り??」

前回

 

koma2514.hatenablog.com

 

はじめに

今回は今までの10倍くらいの文字数となっています。

まぁ短編集みたいな感じですのでいつもの10話分って考えてくれたら大丈夫です。

非常に読みにくいところは多々あるかと思いますがぜひ読んでください。

 

 

 

-ピロン♪-

僕はその着信音で目を覚ました。

時間を見たらまだ朝の4時であった。

『イベントのお知らせポン

  バレンタインデー(2月14日)に【ファブ子争奪戦!!ファブ子は誰を選ぶのか??】を開催するポン。

優勝者には豪華景品があるので是非参加するポン』

 

チャットを開くとそう書かれていた。

今日は2月13日なので明日か。

 

ファブ子。想像するだけでも気持ち悪かった。

とりあえず皆が参加するか気になったので、魔法少女専用チャットに行ってみることにした。

-こま兎が入室しました-

 

チャットに入ってみるとそこには朝の4時だというのに参加者がすでに6人もいた。

こま兎「にゃんぱすー。」

 

挨拶をすると次々とチャットが更新された。

 

トップスピード「あ、そういえば。挨拶変わったんだ。

  これからは『やっはろー』だから。

  よろしく!!」

スノーホワイト「こまちゃんやっはろー。」

マジカロイド44「やっはろーデス」

ラ・ピュセル「やっはろー…。」

シスターナナ「やっはろーです。」

 

僕はなんかこのチャットが怖くなってきた…。

このチャットをずっとやっていると洗脳されそうな気がしてきた。

このチャットに入るのは必要最低限がいいだろう。

それ以外は呟きチャットをすることに使用。うん。

ぼ、僕呟きチャットでは、フョロワー沢山いるしね……。

まぁ、返信が来るのは1日3件程度だけどね…。

この洗脳チャットをするより何倍かましだから…。

まぁどのチャットでも騒がしいのは変わりないけど。

 

スノーホワイト「皆さんバレンタインイベント参加するのですか?」

 

トップスピード「俺はもちろんするぜ!後リップルも無理やり参加させるぜ!」

あぁ…リップルかわいそうに。

 

シスターナナ「最近魔法少女の活動に参加できてないので私も今回は参加します。」

トップスピード「ということはウィンタープリズンも??」

シスターナナ「その予定です。」

 

魔法少女のみんなはいつも暇なのだろうか…。

僕が言えたことではないがやはり心配になる。

というかウィンタープリズンとは…。

また初対面の人が来るのか。

うーん参加したいようなしたくないような。

 

マジカロイド44「こま兎さんはどうするのです??もちろん参加しますよね??」

 

こま兎「た、多分…(笑)」

正直僕はまだ迷っていた。

楽しそうだから参加したい気もするが、めんどくさいという気もあった。

 

スノーホワイト「参加しようよ!ラ・ピュセルもするよね?」

ラ・ピュセル「う、うん」

 

ラ・ピュセルはあまり乗り気じゃないのだろうか…。

とにかく今回はなんとなく参加者がおおそうな気がする。

というか魔法少女たちはこのようなイベントを毎回しているのだろうか…。

ある意味この人たちリアルを充実してるなぁ。

 

-ユナエルが入室しました-

-ミナエルが入室しました-

ミナエル「にゃんぱすー。こんなあいさつだったよね」

ユナエル「多分でもここのあいさつ1週間に1回くらい変わってるからなぁ。」

 

天使二人が入って早々二人で話し出した。

個人チャットでやれよ…。

 

トップスピード「すまないなぁ…。だってどの挨拶もしっくりこないんだもん」

 

どうやらトップスピードが変えてる

ようだった。

 

マジカロイド44「この機会に固定しましょうヨ。今、結構集まっていますシ。」

 シスターナナ「そうですね。そうしましょう。」

 

僕もそれがいいと思う。

僕は滅多にチャットに参加しないがいつも参加したりする人にとっては面倒だろう。

 

ユナエル「今はイベントの話しようよ。」

ミナエル「その話はあとでいいよ。」

 

ラ・ピュセル「てかファブはまだかな?」

シスターナナ「そろそろ来てもいいですよね?」

こま兎「どういうことですか??」

トップスピード「あぁ。こま兎は公式イベント初だから知らないのか。」

スノーホワイト魔法少女公式イベントの時はファブがイベントの説明をチャットでするんだよ。結構重要だったりするからみんな集まるんだよね。」

こま兎「なるほど!」

 

-ファブが入室しました-

 

タイミングいいな。

ファブ「ファブだポン」

ファブ「みなさん集まっていただきありがとうだポン。」

ファブ「今回のイベント【ファブ子争奪戦!!ファブ子は誰を選ぶのか??】の説明をするポン」

 

準備されていた文章なのだろうか、次々とチャットが更新されていく。

 

ファブ「まずはファブ子についての説明をしていくポン。」

ファブ「この画像を見てくれポン。」

ファブはそうチャットで発言した後にチャットに大きく画像を貼りだした。

 f:id:koma2514:20170213224617j:image

…。

ファブ「見ての通りこれがファブ子だポン。」

ファブ「今回はみんなにファブ子と仲良くなって欲しいポン」

ファブ「ゲームが終わったらファブ子が誰か一人気に入った人を選ぶポン。ファブ子に選ばれたら『マジカルキャンディー50万個とファブ子の等身大のフィギュア』を贈呈するポン」

ファブ「だからみんな頑張ってほしいポン。ファブ子は可愛いからみんなほしいはずポン。」

ファブ「詳しい説明は当日にするポン。」

 

-ファブがログアウトしました-

 

 

 シスターナナ「ファブ子可愛いですね!」

え…。シスターナナは変わっているとは思っていたがここまで変わった人だとは…。

 

ラ・ピュセル「ファブ子はどうでもいいけどマジカルキャンディー50万個はすごいよね!」

シスターナナ「じゃあ優勝したらファブ子のフィギュア下さいよね!」

ラ・ピュセル「わかったよ。」

 

僕はシスターナナが恐怖に思えてきた。

 

スノーホワイト「私が優勝してもシスターナナにあげるよ。」

シスターナナ「ほんとですか!ありがとうございます。」

こま兎「僕もあげますよ!。」

マジカロイド44「1万円でどうでしょうかネ」

うわー汚い商売だ。

ジャパネッ〇高田並みだよ。うん。

 

その後いろいろとイベントのことを話し、その日は幕を閉じた。

 

-その夜-

 

「ファブ子の何処がかわいいのかねぇ。」

「ひ、人の趣味はそれぞれだし…。」

「確かに変わっていますよね。」

いつもの活動が終了し目立たない公園の陰で今日の話をしていた。

 

「それにしても50万個はデカすぎるよね。」

「だよな。このイベント勝ったら大分ランキング上がるよ。」

やはり二人もそう思っていたようだ。

「ですよねぇ。僕の今までで稼いだ数の10倍以上ありますからねぇ。」

恥ずかしいところ僕は今まで3万個しか稼いでなかった。

ここで50万個手に入れたらとても大きい。

「因みに二人はいままでどのくらい稼いでるのですか??」

僕はちょっと気になり聞いてみた。

「私はやっと100万ってところだよ。」

「僕はまだ80万ちょいだよ。スノーホワイトより早く魔法少女になっているのにこの差はどうしたことか…。」

ラ・ピュセルは自分に呆れているように言った。

「二人ともすごいですね!」

特別スノーホワイトはずば抜けているだけでラ・ピュセルも十分すごい。

僕もこの二人に追いつかなきゃと再び思った。

そのためにはこのイベントで優勝を…。

僕は今回のイベントはちょっとやる気があった。

だってこんなおいしい話はなかなかないだろう。

たった一日頑張っただけでマジカルキャンディー50万個だぞ。

こんな話を聞いて参加しないわけがなかった。

「夜遅いしそろそろ帰るか。」

「明日イベント頑張ろうね。」

「そうですねぇ」

そういい僕達は家に帰った。

 

その後、魔法の端末を開くと一つ通知が来ていた。

 『皆の都合により明日のイベントは深夜0時から始めることにしました。

  参加する人は、0時までに魔法少女学校に来てください。

                            ファブ』

まぁ仕事とか僕みたいに学校などがあるからだろう。

その件については非常にありがたかった。

というか魔法少女学校ってなんだよ。

そのことを聞くためにファブを呼び出した。

魔法少女学校ってどこ??」

「明日11時30分にこま兎の家の近くのローソンの前に建てられるポン。町の住民には見えないようにしているから安心してポン。」

なるほど。

この電気妖精は改めてすごいことするなぁと感心した。

僕はそれを聞き終わった後、明日のために寝た。

 

 -次の日-

 

学校も終わり僕は、イベントが始まる前にチャットにいた。

 

トップスピード「皆今日はがんばろうな!」

スノーホワイト「はい!」

マジカロイド44「1万円のためにも…」

ラ・ピュセル「それはいいとしてあの電気妖精人間と仲良くなれるるのか……」

シスターナナ「私は仲良くなりたいですけどね!」

トップスピード「適当にすればいいんだよ。そんなもの。」

チャットルームはすごい勢いで更新されていた。

皆なんだかんだ言って楽しみなのであろう。

てか、僕もあまりあの電気妖精とは仲良くなれる気がしない。

 

 

その後チャットルームでいろいろと話してると気づいたら11時30分になってた。

 

スノーホワイト「それではイベントで」

トップスピード「負けねぇぞ!」

シスターナナ「ファブ子ちゃんに会うのが楽しみです。」

ラ・ピュセル「ま、まぁ頑張ろう。」

マジカロイド44「眠いデスネ…」

こま兎「また後でです。」

 

-スノーホワイトがログアウトしました-

-トップスピードがログアウトしました-

-シスターナナがログアウトしました-

-ラ・ピュセルがログアウトしました-

-マジカロイド44がログアウトしました-

-こま兎がログアウトしました-

 

「みなさん集まっていただきありがとうポン」

このイベントには、僕、スノーホワイトラ・ピュセル、トップスピード、リップル、シスターナナ、ヴェス・ウィンタープリズン、マジカロイド44、ミナエル、ユナエル、の10人が参加していた。

やはりマジカルキャンディー50万個はデカいのだろう。

「今回のイベントの説明をします。

今朝にも説明しましたが詳しいルールを説明してなっかたので細かいところを少々。

イベント会場はここ、『魔法少女学校』で行います。

制限時間は3時間。

この学校の中にいるファブ子ちゃんも探してください。

なお、みんな男の姿の設定です。

最後にバレンタインということでファブ子ちゃんが一人にチョコを渡します。

そのチョコをもらった人が勝ちとなります。

また10人全ての世界は違う世界となります。

まぁ、ピンキーエンジェルズは二人でひとつみたいな感じなので同じ世界ですが。

それぞれの世界に一人ファブ子ちゃんがいます

それらはすべて同じファブ子ちゃんです。

だけどそれぞれの世界によってファブ子ちゃんの行動パターンは違います。

意味が分からないとは思いますがそこは深く考えないでください。

3時間の間にファブ子ちゃんの好感度をいかに上げれるかが大事です。

こんな感じポン。」

 

これは何というか僕にはあまり向いてなさそうなイベントだなぁ。

あと、世界が違うって…。

いろいろ突っ込みたいところがあったが深く考えたら負けだと思い辞めておいた。

周りを見てみるとやる気満々な人と、いかにも帰りたそうな人といろいろな顔をしていた。

僕はどちらかというと後者に近いだろう。

ファブ子と仲良くなるとかムリゲー。

このゲームはトップスピードとかが向いてそうだなぁ。

 

「それではスタートポン」

 

それぞれの3時間

こま兎

僕はまずは図書室に行った。

理由はファブから貰った地図で意外と近いことが分かったということと、なにより本が好きなのでどんな本があるか見ときたいと思ったからだ。

折角だし見ときたいよね。

 

図書館には面白そうな本がたくさんあった。

だが、こんなところにずっといると時間が過ぎてしまうので僕はラノベを10冊程度借り図書室を出ることにした。

 

ファブ子ちゃんを探さなきゃ。

このゲームは勝てないと思ってるとは言え諦めているわけではなかった。

だってマジカルキャンディー50万個もらえるんだぜ。

そう簡単にはあきらめるわけには…。

そう思い僕は引き続き探すことにした。

もしかしたら気が合うかもだし?

ほら僕って気が利くってよく言われるし?

 

 

というかモブキャラが非常にうるさい。

図書館で暴れている者、テーブルの周りで女子トークしてる者etc……。

騒がしいし、早くファブ子を探さないといけないため、図書室に出ようとするとある女の子(モブキャラ)が話しかけてきた。

ラノベ好きなの??」

僕が借りた本に気づいたらしくそう話し掛けてきた。

「あ、うん」

すると女の子は興味深々に聞いてきた。

「私も好きなんだぁ!

 私の名前は田中 久美。

 あなたのお名前は??」

田中大輔(今適当にありそうな名前を考えた)といいます。」

やばい。

こんなことしてると時間が無くなってしまう。

でもこの女の子結構可愛いしもう少し話してたい。

「どんなラノベが好きなの?

 私はね、俺が〇るとか魔法少女〇成計画とかがすきだよ。」

僕もその二つの作品は大好きだった。

「俺が〇る面白いですよね。俺が〇るはラノベの頂点だと思ってます。」

僕はそれからラノベの話を30分ほど楽しくして、イベントのことを思い出した。

「あ、ごめん。急用を思い出したから。またね。これ僕の呟きチャットのIDだからフョローしといて。」

そういい僕は今度こそ図書館から出ていった。

 

残り時間は2時間30分。

まだ全然間に合う。

というかこれからだ。

問題は時間じゃないはずだ。

勉強でも長い時間やればいいというわけでもない。

だから友好を深めるのも決してそうではないはずだ。

 そう自分に言い聞かせ僕は1階をすべて回った。

思った以上に校舎はとてもでかく1階回るだけでもとてもとても時間がかかった。

こんなことやってたら3時間ですべて回ることはすべて無理だと思い僕はそこでNPCの存在を思い出し僕は情報を聞き出すことにした。

 

「あの…。白黒の顔の人見てませんか?」

真面目そうな男性に話しかけた。

 

「知りませんねぇ…。」

 

ちょっと引き気味にそう答えた。

それから何人かに聞いたが返答は同じような感じだった。

これも効率が悪いと考え、10分間考えた末、僕は張り紙を校舎中に貼り付けることにした。

絵を描くのも面倒だと思いファブ子の説明と僕の呟きチャットのIDを書いた。

内容はこんな感じである。

 

『白黒の顔の人を探しています。

 見つけたら僕に連絡下さい。

 呟きチャットID⇒@kossan25』

 

これを大きく書いた張り紙を校舎中に貼り付けた。

それが終了し残り時間を見ると残り2時間くらいだった。

まだ時間はある。

そう思い携帯で呟きチャットを開くと既に通知が40件も来てた。

よし!と思い開いてみた。

 

『はい!白黒の顔の人って僕のことですよね?

 屋上で待ってますね!』

 

『あー。僕のことですね。図書館にて待っています。』

そのような内容が大半だった。

それから一つ一つ見てみると

『あぁ。三年二組にいましたよ。』

 

『三年二組で本読んでいるのを見ました。』

 

といった内容が5件あった。

これはキタ!

そう思い急いで三年二組に行った。

僕は三年二組のある2階に向かった。

二分ほどかかり到着した。

やはりここの校舎はバカでかい。

とりあえず僕は三年二組の教室を開けた。

 

そこには案の定ファブ子がいた。

ネット最強ですわ。

これは他の魔法少女には思いつかないだろう。

 

とりあえずまぁ話しかけてみるか。

「あの…。僕こま兎といいます。あの少しお話しませんか。」

僕は読書しているファブ子にそう話しかけた。

「あ、はい…。ファブ子といいます…。」

意外にもとても控えめな”設定”だった。

そう。これは運営が考えたキャラであり、このキャラは運営の設定上のキャラである。

これはゲームであって現実の世界ではない。

僕はそのことを再確認した。

 

というか何を話したらいいのだろう。

話をしようとは言ったものの話す内容が思いつかなかった。

無難に趣味とか聞くべきだろうか。

まずは話をつなぐことからだ。

それよりこの子はこのゲームのことを知っているのだろうか。

そこのところ気になる・・・・。

う~ん。さりげなく聞くことができないかなぁ。

「あの…。今日ってバレンタインですよね??」

「そ、そうですねぇ…。」

「だ、誰か上げようと思っている人はいるのですか?」

「うーん。特にいませんね。」

この様子だと知ってなさそうだ。

-ピロン♪-

運営からのメッセージだ。

「少しトイレに行ってきます。」

そう言い、少し離れたところで開いた。

 

『残り1時間半となりました。そこで一つ機能を追加しました。

メニュー画面にファブ子好感度メーターというものを付けました。

今どの魔法少女がどのくらいの好感度があるのか確認できます。

是非見てみてください。

好感度メーターは常に変動しているのでこまめに確認しましょう。

それでは後1時間半頑張ってください。』

 

そのような内容だった。

運営側もこのイベントにはどうやら気合を入れているようだった。

早速僕は確認してみた。

 

『好感度メーター

 こま兎 3

 スノーホワイト 29

 ラ・ピュセル 33

 トップスピード -120

 リップル ??

 シスターナナ 20

 ヴェス・ウィンタープリズン 10

 マジカロイド44 -50

 ミナエル、ユナエル -5

 』

下の説明を見ると『??』はまだ出会ってない人のことのようだ。

てか好感度『-』が三人もいる件。

今のところラ・ピュ「セルが1位かぁ。

僕も負けてられないと再び気合を入れる。

僕の勝負はここからだ。

 

そして再びファブ子の元へ戻った。

「あ、遅くなったよ。ごめんごめん。」

ファブ子はまたまた読書をしていた。

好感度3の僕などどうでもいいのだろうか…。

何度も話し掛けても反応しなかったので僕は気づくのを待つことにした。

その間僕は図書館で借りたラノベを読むことにした。

 

-1時間後-

 

僕は今の今までラノベに集中していて全くファブ子の好感度を上げることをしていなかった。

……。

諦めよう。

そう思いながらもごくわずかな期待を込めて残り時間を見てみる。

20分…。

てかファブ子は??

周りを見るとファブ子の姿は何処にもなかった。

好感度メーターを見ているとすべて『???』と書かれていた。

え?

これはどういうことだ?

そう思い通知が来てないか確認する。

そうしたら『残り時間30分をお知らせします。ここから好感度メーターは秘密となります。最後まで頑張ってください。』と通知が来ていた。

それはいいとして残り20分で何をする…。

ラノベ読むか。

 

スノーホワイト

ファブ子。どんな子かは知らないけどイベントとか関係なしにちょっと興味があった。

私は一刻も早く見つけるための方法を考えていた。

そうだ。こういったゲームの醍醐味は情報収集だ。

そう思いそこら辺にいるNPCにひたすら話し掛ける。

話し掛けること5分もしないうちになんとファブ子の元へとたどり着いた。

私って意外とこういうゲーム向いてるのかもな。

 

「初めまして。スノーホワイトといいます。」

いきなり私が話しかけ、少し戸惑っているのか少し怯えているように見えた。

「あ、どうも。ファブ子といいます。」

丁寧にお辞儀をし、そういった。

意外と普通の人で安心した。

「あの…。私この学校のこと知らないので案内してくれませんか?」

私は適当な理由を考え学校を案内してもらうことにした。

ファブ子とも仲良くなれるし、この学校のことも知れるので一石二鳥である。

「あ、私でよかったら…。」

「是非!」

 

その後私はいろいろな場所を案内してもらった。

図書室ではおすすめの本を教えてもらい、視聴覚室では一緒にアニメを見た。

私はこうやっていろいろ回るのはとてもとても楽しかった。

 

-ピロン♪-

どうやら運営からお知らせが来たようだ。

私はこっそりと開いてみた。

 

『残り1時間半となりました。そこで一つ機能を追加しました。

メニュー画面にファブ子好感度メーターというものを付けました。

今どの魔法少女がどのくらいの好感度があるのか確認できます。

是非見てみてください。

好感度メーターは常に変動しているのでこまめに確認しましょう。

それでは後1時間半頑張ってください。』

 

 とのことだった。

 

私は結構好感度は高いほうだろうと思っていた。

ファブ子に十分気を使ったはずだし、なによりファブ子もたのしそうだったからだ。

私は自信満々にメニューから好感度メーターを開いた。

『好感度メーター

 こま兎 3

 スノーホワイト 29

 ラ・ピュセル 33

 トップスピード -120

 リップル ??

 シスターナナ 20

 ヴェス・ウィンタープリズン 10

 マジカロイド44 -50

 ミナエル、ユナエル -5

 』

二位か…。

ラ・ピュセルは何をやったのだろう。

というかトップスピードが再開というのが意外だった。

トップスピードは人付き合いがいいイメージだった。

 

それよりこれから何をしよう。

う~ん…。

さっきまで私に付き合ってもらっていたからファブ子にのやりたいことをやらせることにしよう。

 

「ファブ子ちゃん。なにかやりたいことある?」

「かくれんぼ」

「かくれんぼ…?」

「うん」

 

意外なことが返ってきた。

ファブ子はもう少し静かな遊びが好きなのだと思っていた。

幼稚とかそういうわけではないけど子供っぽいところもあるのだなぁとかなり愛おしくい思った。

 

ルールは、ファブ子が校舎の何処かに隠れる。

ファブ子が隠れ始めてから10分待ち私が探し始める。

1時間以内に私がファブ子を見つけれることができたら私の勝ち。

1時間以内に私がファブ子を見つけれることができなかったらファブ子が勝ちという単純なルールだ。

 

「じゃあ、スタート。」

私がそういった瞬間ファブ子は猛ダッシュで走り始めた。

ファブ子はとてもとても早かった。

というか早いというレベルじゃなかった。

多分チーターの最高時速と同じくらいのスピードだったと思う。

この子は謎に満ちているなぁと私は思った。

 

10分が経ち私は探し始めた。

私はまず図書室を探した。

理由はファブ子が本が好きだから図書室で本を読んでいるのではと考えたのだ。

入ってみるとそこは床にずいぶんと本が散らかっていた。

……。

何があったのだろう。

そう思い本の整理をしているNPCに聞いてみた。

「あの…。何があったのですか…?」

そう聞くとNPCは困ったような顔をしていた。

「さっき、白黒の顔の女の人がすごい勢いでこの部屋に入ってきて、いきなり散らかしていったのです…。」

あぁ…。いかにもファブ子はやりかねないと思い納得した。

 

「よかったら私も手伝いましょうか?」

こまっている人がいたら放っておけない。それが私のモットーだ。

「是非お願いします。」

 

それから私は本を棚に入れるのを手伝った。

大変だったが力になれているとわかったらとてもうれしかった。

 

20分後にはすっかり床の本も棚に戻り綺麗になっていた。

帰ろうとすると「ありがとうございました。」とお礼を言われた。

私は「いえいえ。」と言いその場を後にした。

 

次は何処に行こう。

図書室にいないとしたら…。

「何か困っているの?」

私は唐突に女の子のNPCに話しかけられた。

よっぽど私が困っているように見えたのだろう。

「実は…。」と続けて今かくれんぼしていて、ファブ子という女の子を探していることを話した。

 

「私でよかったら協力するよ。」

「あ、じゃあお言葉に甘えて。」

私は二人で探したほうがたのしいと考え、協力してもらうことにした。

「私は田中久美。よろしくね。」

「姫川小雪です。よろしくです。」

私たちは名前を名乗り合い、手分けしてNPCから目撃情報を集めることにした。

 

「あの…。白黒の顔の女の子見てませんかね?」

「う~ん。見てないなぁ。」

「わかりました。ありがとうございました」

私はこの後10人くらいに聞いたが同じようなことが返ってきた。

 

 

 小雪ちゃんどうだった?」

私は「だめだった。」といい、「そっちは?」と聞き返す。

「こっちもダメ。」

よほど隠れるのがうまいのだろうかそう簡単には見つかりそうになかった。

それからは二人で一緒に行動することにした。

効率はそっちの方が悪いが二人だと安心できる。

それから30人は聞いただろうかという時だ。

「あぁ。それなら家庭科室で裁縫をしているのを見たよ。」

私たちは走って向かった。

残り時間は10分。

恐らくここにいなかったらもう無理だろう。

 

家庭科室に入ってみるとそこには白い制服を来た魔法少女のぬいぐるみと『スノーホワイトへ』と書かれた手紙が置いてあった。

私はその手紙をもちゆっくりと開いた。

スノーホワイト

  今日は私と遊んでくれてありがとう。

  スノーホワイトがとても優しいんだね。

  今回は私の勝ちだよ!

  また遊ぼうね!

           ファブ子より』

 

私は『次は負けないぞ!』という手紙をそこに置き、その場を離れた。

ラ・ピュセル

 私はこの勝負に勝ち目はない。

私は人と関わることはあまり得意ではなかった。

それに初対面の女子となればなおさらだ。

だからこの勝負は勝ち目がないと思ったのだ。

 

他の魔法少女は難なく仲良くなりそうなものだし。

まぁとりあえずやれることだけやろう。

 

まずはファブ子の設定をもう一度おさらいしてみることにした。

身長、167cm。体重、48kg。バスト、85cm…。ってそんなことはどうでもいい。

好きな言葉、「犬も歩けば棒に当たる。」

好きなタイプ、引っ張ってくれる人。

小さい時のあだ名、白黒まんじゅう。

ふむふむ。

白黒まんじゅうにはじわじわとくるものがあった。

 

引っ張ってくれる人かぁ…。

トップスピードとかがこのゲーム有利そうだなぁ。

スノーホワイトとかも意外と。

こま兎はどちらかというと引っ張ってもらう側だよなぁ…。

私はどっちだろう…。

引っ張っていくわけでもなければ、引っ張ってもらうわけでもない。

中間といったところだろうか。

やはりこのゲームあまり有利ではない。

 

続いてファブ子がいそうな場所をマップから予想することにした。

この校舎はとてもとても広い。

恐らくこの前行った東京ビックサイトの半分くらいの広さはあるだろう。

だから普通に探しても見つかる可能性はとてもとても低い。

 

マップをまずは5分間くらいじっと見て大体どこに何があるかを把握する。

それが終わったら人気が少なそうな場所を三か所に絞る。

何故人気が少なさそうなところを選ぶかというと、なんとなくだ。

なんとなく人気が少なそうな場所にいそうだから。

それだけの理由だ。

というかなんとなくで絞っていくしか方法はなかった。

ファブ子の設定はあまりにも情報が少なすぎる。

だからなんとなくで絞っていくしかない。

 

私は屋上、科学室、音楽室の3か所に絞った。

理由はさっきも言った通り人気が少なそうな場所になんとなくいそうだからだ。

この推理は外れる可能性の方が高いだろう。

でも何も考えず片っ端から行くよりましだと思った。

 

まずは屋上に行くことにした。

屋上を選んだ理由は人気が少ないからという理由ともう一つの理由があった。

その理由はこれはゲームだからだ。

このゲームはジャンルで分類すると恋愛ゲームというジャンルになるだろう。

恋愛ゲームをあまりやったことはないからわからないがロマンチックな要素があるはずだ。

そういう要素がなければあまり面白みがないはずだ。

現実ではあまりないような内容だから面白い。

私はそう考えるのだ。

 

アニメとかもそうだろう。

日常アニメだってどこか現実とかけ離れたものがある。

のんの〇んびよりを例にしよう。

まず、あそこまでの田舎というのがまず現実から離れているだろう。

コンビニも少し遠くまで行かなくてはならないし、学校は小中学校で合同で全校生徒5人。

一見普通の日常を書いてるように見えて、現実とはどこか違う非日常を書いているのだ。

そこにみんなはこういう世界があったらいいのになぁと憧れを抱く。

だからゲームでもアニメでも小説でもそういう作品が面白い作品になるのだと思っている。

 

恋愛でみんなが憧れるものといったらやはりロマンチックな展開なのではないか。

学校内でロマンチックな場所と言ったら私はやはり屋上だろうと思ったのだ。

まぁ、運営側がそんなこと全く考えてなかったら話は別だが。

でもそんなこと考えていたら全く進まないので考えても仕方ない。

 

そんなことを考えているうちにどうやら屋上に到着したようだ。

私はとても緊張していた。

ここにいなかったらどうしよう。もしいたらどうしよう。

そんなことを考えていても結果は出ないので思考を停止してゆっくりと屋上の扉を開いた。

 

そこには……。

 

白黒の顔の少女がいた。

ビンゴ!

私は心の中でガッツポーズをした。

見つけたはいいけどこれからどうしよう…。

何と言おうか考えていると意識もせずに口が開いていた。

 

「ここの景色いいですよね。」

自分でもびっくりした。

そりゃとても自然豊かでいい景色ではあった。

 

「そうですよね…。私もこの景色好きなんです」

どうやらこの発言はなかなか良かったようだ。

私はほっとした。

これからどうしよう。

そう考えていると相手から話しかけてきた。

 

「いつもここにいるのですか?」

「週一くらいかな…。」

私は適当なことをいってごまかした。

「そうなんですね。少しお話しませんか?」

「あぁ。いいよ。」

都合よく相手からそれを提案してきた。

「ファブ子といいます。」

と言いペコリとお辞儀をしてきた。

ラ・ピュセルだ。」

私もそれに続き少し男っぽく言う。

ここから話が続かずに5分間の沈黙がくる。

こういう時何を話したらいいのだろう。

私は異性とあまり話したことはないのでわからなかった。

あ、今は同性なのか。

 

「休日は何をして過ごすのですか。」

「普段はゲームとかかなぁ。」

「へー。どのようなゲームをするのですか。」

「ちょっと古いゲームをするのが好きだねぇ。マリ〇カートでも2、3個前のシリーズをやったり。」

 

それからファブ子の趣味とかについて話した。

意外にもファブ子は趣味が多かった。

読書、アニメ、絵描き、ネットサーフィン、手芸etc....

 

-ピロン♪-

この音は運営からのお知らせだ。

「ごめん。ちょっとメール」

そう伝え私はその内容を開く。

 

『残り1時間半となりました。そこで一つ機能を追加しました。

メニュー画面にファブ子好感度メーターというものを付けました。

今どの魔法少女がどのくらいの好感度があるのか確認できます。

是非見てみてください。

好感度メーターは常に変動しているのでこまめに確認しましょう。

それでは後1時間半頑張ってください。』

 

 好感度メーターかー。

なんか今までのイベントよりこのイベントに気合入れすぎじゃないか。

まぁマジカルキャンディー50万個だからなぁ。

そんなに運営側はなにかバレンタインデーに何か特別な思いがあるのだろうか。

とりあえず好感度メーターを開いてみた。

 

『好感度メーター

 こま兎 3

 スノーホワイト 29

 ラ・ピュセル 33

 トップスピード -120

 リップル ??

 シスターナナ 20

 ヴェス・ウィンタープリズン 10

 マジカロイド44 -50

 ミナエル、ユナエル -5

 』

え!!

私はとてもびっくりしすぎた。

今世紀最大びっくりしたかもしれない。

現在1位と聞いてびっくりしないはずがなかった。

最初は勝ち目無いと思っていたが意外といけるのかもしれない。

私はマジカルキャンディー50万個手に入ることを考えたらにやにやが止まらなかった。

マジカルキャンディー50万個を現実の通貨で表すなら大体1000万円くらいだろうか。

それほどマジカルキャンディーを集めるのは大変だった。

コツをつかめば1日に1万は余裕という話はよく聞くが私には到底無理だった。

 

そんなことより早く戻らなきゃ。

イベント最中だということを自分の脳に言い聞かせ、ファブ子の元へと戻る。

 

戻ったらまた屋上からの景色をじっと見ていた。

私は声をかけにくかったのでその横に行き屋上からの景色を見ていた。

背景までもよく作りこまれているなぁ。

ほとんど現実と同じだった。

自然の色や空の色まで忠実に描かれている。

そんなことを感心しているとファブ子が話し掛けてきた。

 

ラ・ピュセルさん」

「ん?」

「私実は好きな人ができたんです。」

「あ、うん。」

凄く真剣にいうので私も真剣になってしまう。

 

 

「今日ってバレンタインですよね?」

「そうだな。」

改めて問われるとなんだか虚しくなってしまう。

 

「わ、私急用を思い出したので帰ります」

「あ、うん。」

ここで引き留めないといけないのだろうが僕にはそれができなかった。

あと1時間くらい何しよう…。

 

「あの…よかったらLINEの連絡先とか教えてもらえませんかね?」

「あぁ。いいよ。」

私はそういい、IDを教えた。

「それじゃあ。また会いましょう。」

「あぁ。また」

そういいファブ子は屋上から出ていった。

私はすることもないので屋上で寝転がることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 『テテテテテン♪』

私はその音で目が覚めた。

気づいたら私は寝ていたようだ。

これはLINE電話の音…?

携帯の電源を付けてみた。

 

相手は・・・・・・・・『ファブ子』

 

『あ、もしもし。』

『もしもしファブ子です。』

『何の用?』

『その…家庭科室に来てくれませんか??』

『あぁ…。分かった。』

 

何の用だろう。

とりあえずこの世界に居れる時間もあまりないので少し急ぎ目に行った。

 

家庭科室に入ってみるとそこには…。

ファブ子はいなかった。

が、手紙となにやらプレゼントBOX的なものが置いてあった。

まずはプレゼントBOXを開けてみた。

 

そこには…。

手作りチョコが入っていた。

………………。

………………。

 

………………。

………………。

 

………………。

………………。

 

これは勝ちなのか?

 

続いて手紙を開けてみる。

 

ラ・ピュセルさんへ

 好きな人ができたといったでしょう?

 それはあなたです。

 一目ぼれしてしまったんです。

 それで今日はバレンタインだということを思い出し急いでチョコを作ったんです。

 私、菓子作りは少し自信があるんですよ!

 よかったら食べてみてください。

                    ファブ子より』

 

意外とこの子可愛いかもな。

私はそう思えた。

トップスピード

この勝負はただの遊びだ。

楽しんだもの勝ちだ。

俺はそう思っている。

いつでも俺は楽観的に考え、いつでも自分の欲望のままに行動している。

だから俺は校舎だろうと構わず箒に乗って猛スピードで走り回っていた。

 

このイベントでの俺の目標はお互い(トップスピードとファブ子)に楽しむことだ。

それができたら負けてもいいと思っている。

てかそれができたら勝てる遊びだよな?

この遊び負ける気しないわ。

 

そんなこんなで乗り回していると早速発見した。

「俺の名前はトップスピード。よろしくな。」

そう言い終わった瞬間ものすごいスピードで逃げていった。

俺のラピッドスワローといい勝負かもしれない。

追いかけっこがしたいのか?

そうか。それも面白いかもなぁ。

そう思い俺はファブ子の後を最大スピードで追う。

 

それにしても早いなぁ。

このまま3時間終わってしまうのではないか?

まぁ、それでどちらも楽しいならいいか。

 

それからしばらくたった時だ。

-ピロン♪-

ん?これは運営からのお知らせか。

今ファブ子と真剣勝負知ってるってのになんだよ。

『残り1時間半となりました。そこで一つ機能を追加しました。

メニュー画面にファブ子好感度メーターというものを付けました。

今どの魔法少女がどのくらいの好感度があるのか確認できます。

是非見てみてください。

好感度メーターは常に変動しているのでこまめに確認しましょう。

それでは後1時間頑張ってください。』

まぁどうせ俺が一番高いと思うが開いてみるか。

『好感度メーター

 こま兎 3

 スノーホワイト 29

 ラ・ピュセル 33

 トップスピード -120

 リップル ??

 シスターナナ 20

 ヴェス・ウィンタープリズン 10

 マジカロイド44 -50

 ミナエル、ユナエル -5

 スイムスイム ??

 』

えぇ・・・。

これ嫌がっているのか?

いや、そんなことはどうでもいい。

今は追いかけるのに集中だぁぁあああ!

 

俺は最後の最後まで捕まえることが出来なかった。

だってあの妖精どんどん早くなるんだもん。

追いつけるわけねぇよ。

 

次会うときは捕まえてやるからなぁ!!!!!!

 

リップル

私はこのイベントははなっからやる気がなかった。

勿論ファブ子と仲良くなるつもりなんて全くない。

マジカルキャンディー50万個は欲しいが冷静に考えて頑張ったとして私の勝つ確率は一番低いだろう。

それならやらないほうがましだと思い、音楽室の中で眠った。

 

「あ、あの…。」

誰だよ。こんな時に。

起きてみてみるとそこにはアニメのヒロインにいそうな女の子がいた。

「私も横で寝てもいいでしょうか?私もここでいつも寝ているんです。」

「どうぞ」

私はその後2時間くらい寝て過ごした。

 

シスターナナ

 私は昨日からファブ子ちゃんに会えるのをとても楽しみにしていた。

私はファブ子ちゃのファンになっていた。

いち早く見つけて沢山話したい。

 

だが、ここの校舎はとてもとても大きい。

だからそう簡単には見つけれそうになかった。

 

私はまずファブから貰ったマップを見ていた。

ここの校舎には学校には必要ないだろうと思うものが多かった。

 

喫茶店やゲームセンター、ファミレスといった場所があった。

こんな学校があったら楽しいだろうなぁと夢想していた。

 

そうだ。この機会に行ってみるか。

3時間もあるしファブ子ちゃんもみつかるだろう。

 

私はまずは『喫茶店ラビット』という喫茶店に行くことにした。

兔がいる喫茶店なのだろうか。

 

入ってみるととてもかわいい喫茶店だった。

でも…。

兔がいない!!

兔がいないよ!!

「いらっしゃいませ」

水色の髪の小柄な女の子が出てきた。

 

店員さんに席を案内され私はそこに腰を掛ける。

「あの…。ここに兔はいないのですか…」

私は疑問に思い聞いてみた。

なんだこのお客さんって感じの顔で見ながら答える。

「今日はいませんね。」

「はぁ…。」

いつもは兎の楽園なのだろうか。

考えれば考えるだけ想像が膨らむ。

 

「ご注文はなににしますか?」

「うさぎで」

「だから今はいないです。それに非売品です」

「じゃあ、ここのおすすめをお願いします」

「かしこまりました」

 

私は喫茶店では必ずおすすめのものを注文する。

店によって当たり、ハズレはあるがそれがまた楽しかった。

 

それから10分をすると再び店員が来る。

「お待たせしました。『カプチーノ』です。」

 

私はカプチーノはあまり飲んだことがないので未知だった。

未知のものを飲むのは怖い。

だが何事も挑戦だ。

私は決意し、一気に飲み干す。

 

おいしい…。

ここはなかなかのあたり店だった。

現実の世界に会ったら通うほどだ。

 

 

私は会計を済ませ店を出る。

 

それから私は隣の和風喫茶に行った。

 

「いらっしゃいませー。」

大和撫子という言葉がそっくりの和風美人が私も出迎えてくれた。

 

私は席に着き、再びおすすめのメニューを注文する。

 

「お待たせしました。『煌く三宝珠』でございます。」

名前は変わっているが見た目は普通の三色団子だった。

私はゆっくり召し上がる。

 

普通の三色団子だった。

おいしいはおいしいのだが普通の三色団子だった。

 

私はその後ちっちゃい店員がいるファミレスやツインテールの可愛い店員さんがいるハンバーガー店に行った。

 

気づいたらファブ子のことなどすっかり忘れていた。

ファブ子さんいつかお会いしましょう…。

 

ヴェス・ウィンタープリズン

気づいたら私はドット絵で描かれた横スクロールの世界にいた。

ここは・・・。

周りを見渡すと看板があった。

何か書かれているようだ。

《このステージの奥に、姫が怪物にさらわれています。》

 

姫?シスターナナのことか。

 

助けに行こう。

 

そうして私はドット絵の世界をひたすら進んだ。

 

進んでいると『?』と書かれたブロックがあった。

私はそのブロックをたたいて壊した。

そうすると…。

 

何も出なかった。

 

こういうゲームは一度やったことあるがキノコやらスターやらが出るのが定番ではないのか。

くっそ…。

こんなゲームやってられるか。

でもこれはシスターナナのためだ。

 

それからしばらく進むとキノコの帽子をかぶった人がいた。

私は無視して進んでいこうとしたところを話し掛けられた。

 

「あ!ウィンタープリズン!どうかファブ子をよろしくお願いします…。」

初対面の相手にため口とは礼儀というものがないのかこのきのこ頭は。

 

「え?ファブ子…?」

思わず聞き返してしまった。

「はい!助けられるのはあなただけなんです」

お前が行けよこのきのこ頭よ。

「えっと…急用を思い出した。帰る。

「ちょ、ちょっと…。無事ファブ子を助けれることが出来たら、マジカルキャンディー20万個あげますから。」

うーん…。

私はあまりマジカルキャンディーには興味がないのだが、持って帰ったらシスターナナ喜ぶだろうな…。

「わかった。」

シスターナナの笑顔のために私はファブ子を助けることにした。

「ところで、無敵アイテムとかないの?」

やはり、無敵アイテムは必要だろう。

「うーん…。ブロックなどを叩くと出てくることがありますね…」

お前は持ってないのかよ。

使えないな。

これ以上こいつと相手をしても無駄なので、きのこ頭に30発ほど殴り再びステージの奥へと進む。

 

無駄な時間を過ごしてしまった。

これで間に合うのだろうか。

残り時間を見てみると『2時間20分』と表示されていた。

まだ半分以上あるとはいえ、油断は禁物だ。

 

それから私は山を登り海を泳ぎ砂漠を走ってようやく怪物のいる城までたどり着いた。

 

私はその時無敵アイテムを100個ほど貯めていたので余裕で怪物を倒せるだろう。

怪物の城は思ったよりでかかった。

私は城に入り無敵アイテムを発動しダッシュで駆け抜ける。

気づいたら私は怪物のところまで来ていた。

「きたな。ウィンタープリズン。」

私はめんどくさいので無敵アイテムで怪物をワンパンする。

-テテテテーテーテーテー♪‐

 

どうやらクリアしたようだ。

そうしてファブ子を助け私はマジカルキャンデー20万個をぶんどって帰る。

 

今度マ〇オ買ってみよう。

 

 

マジカロイド44

私はこのイベントは金を稼ぐことだけを考えていた。

ファブ子?

そんなのどうでもいい。

金にもならないしやるだけ無駄だ。

 

マップを見てみるとカジノがあった。

レダ!!

 

私はテンションMAXでカジノに入る。

そこにはポーカーにスロット、ルーレットなど様々なものが詰め込まれた。

ここは天国か。

 

-所持金100円からスタート-

 

私は最初にスロットに100円を賭けた。

正直このゲームはほぼ勝ち戦だった。

なぜなら魔法少女は五感が鋭いからだ。

 

だから私は超高速に動いているはずのスロットがとてもとてもゆっくりに感じた。

私は冷静にストップボタンを押し、絵柄を揃える。

私は所持金を1万円ほどにしてから次のゲームへと移動した。

正直私はスロットだけをやっていれば金が減ることはなかった。

だがそれではつまらない。

どうせやるなら楽しんだ方がいいだろう。

好きなことで生きていくとはこういうことなんだろうなぁと思った。

 

次に私がやったのはポーカーだ。

私はポーカーというのに憧れていた。

なんとなく賭博といったらポーカーという認識があった。

そこは7人戦だった。

 

ルールはとても単純なルールだった。

1、参加料を払う

2、各プレイヤーに5枚づつカードが配られる

3、各プレイヤーは配られたカードを見る

4、カードをみて賭けるか降りるかを決める

5、全員が終わったらカードを交換する(しなくてもいい)

6、自分のカードを公開する

7、1番強い役の人がすべての掛け金を獲得できる

 

役は以下のサイトを参考に

 ポーカーの役

 

1戦目

 

参加料の一番少ないところに参加した。

参加料は1000円だった。

ここで所持金を10倍ほど増やしますか。

 

結果は2勝10敗だった…。

 

所持金0円。

 

 

ミナエル、ユナエル

校舎に入ったら目に前にファブ子の姿があった。

私たちはすぐ話しかけた。

「「チョコ頂戴!」」

ファブ子はとても困っているようだ。

まぁ普通だろうか。

 

「えっと…。じゃ、じゃあ50メートル走で買った方にあげるわ。」

そういった途端場所が、陸上トラックに変わる。

「えっと…。」

私たちは話が急すぎて混乱していた。

「よーいどん。」

混乱しながらも私たちは必至で走った。

いや、正しくは飛び走った。

結果は同着だった。

 

「つ、次は走り高跳び

決着はつかず。

「バトミントン!」

同点。

 

その後私たちは100のゲームをしたが決着はつかなかった。

「やるじゃねえか。」

 

「お前こそ」

二人の友情が深まった。

 

ゲーム終了後

「みなさんお疲れ様ポン」

「優勝はラ・ピュセルだポン」

「おめでとうポン。」

その後みんなでラ・ピュセルを祝い、そのイベントは幕を閉じた。

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あとがき

まず初めにこんなに長い長い文章を読んでいいただきありがとうございます。

あと、絵を描いてくれた友達もありがとうございました。

 

今回はバレンタインということで少し気合を入れました。

読んだ方はわかると思いますが後半になるにつれ、ネタがなくなってきてとても短くなっています。

また、今回はパロディネタが多いので結構好みがわかれると思います。

よかったら感想など聞かせてください。

 

ま、まぁここまで読んだ人はいないと思いますが……。

次回から普段の短編集となっています。

 

次回

 

koma2514.hatenablog.com