妄想日記 その13「魔法少女は大変だ」

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今朝のことが気になって仕方がない。

今日の夜どうしようか…。
最悪の場合僕がこま兎だということがばれる。
そしたらもう、学校にもいけなくなる。
でも今まで魔法少女の活動を一日も休んだことはないのでできれば皆勤賞を狙いたい。
いや、賞とかはないと思うがあまり休むということは気持ちがいいものではない。
それに、もし休んだら魔法少女としての評価が下がるだろう。
あと、マジカルキャンディーもちょっとでも多く集めたい。
魔法少女にはマジカルキャンディーの総数ランキング、週間ランキング、24時間ランキングというものが存在する。
手持ちのマジカルキャンディーは使ったら減るが、ランキング内でのマジカルキャンディーは減ることはない。
魔法少女は世界で何万人もいるため上位を取るのはとても難しい。
でもやるからには上位を狙いたいと思ってる。
そういえば週間ランキングでスノーホワイトがこの前1位になっていた。
その時、この街の魔法少女の間でとても話題になっていた。
確かスノーホワイトはその週で10万くらいマジカルキャンディーを集めてた。
だが上には上がいて今までで週で50万も集めてる魔法少女がいた。
因みに僕の今のレベルでは、とても頑張って週6000くらいだ。
つまり1日800~900くらいだ。
初日は「300個」だったので成長したといったら成長した。
でも周りの魔法少女からしたらかなり少ない。
それに今週はまだ水曜日なのに3000個稼いでいるので、このペースで行けば自己ベスト更新である。
なので何としてもやりたいところであった。
でもバレるのは怖いし噂されるだけでも頭が痛くなる。

僕はどうしたらいいのだろう。
そんなことをコンビニで買ってきたおにぎりを食べながら考えていた。


他の魔法少女に相談したら今度はリアルの姿がばれる可能性が増えるのでそれは避けたい。
他の魔法少女に男ってばれたらどんな反応をするだろうか。
故意でなったわけではないのだが、兎のアバターを作ったのは僕自身だし…。
今までいろいろな魔法少女と仲良くなりそれなりに楽しい生活を送っていた。
僕が男だということがばれたらみんな仲良くしてくれないのではないだろうか。
スノーホワイトラ・ピュセルとはもう一緒に活動できなくなるかもしれない。
せっかく運よく魔法少女に慣れたのだから楽しく活動したい。
今の関係が崩れることを考えたらとてもとても怖かった。
こんなことになるとは僕も考えてもいなかった。


全ては僕のせいだ。
他の魔法少女はこんなことはないのだろうか。
まぁ滅多にははこんなことはないのだろう。
何故なら普通は深夜くらいから活動を始め、人助けはするが大抵はその『後魔法少女にあった。』という記憶を消すからだ。

それが昨日はつい浮かれてて周りに注意を向けてなかった。

魔法少女はとても五感が鋭いため足音が聞こえたらすぐ気づくし、もし出会ってもすぐに記憶を消せるし。

でも今となっては手遅れだ。

人の記憶を消すのは1時間以内じゃないとできない。

見つかってから既に丸々一日が過ぎようとしていたので到底間に合わない。

 

授業中は過ぎたことは仕方がないと考えていたがクラスの人がが行方を追うとなっては話が別だ。

何人で来るかも分からなければ、どんな手を使ってくるかもわからない。

高校生のことだから深夜でも平気に実行しそうだ。

魔法少女の身体能力があっても必ずしも正体を暴かれないとも補償できない。

 

それから数十分考え僕が一番信用している魔法少女スノーホワイトに相談することにした。

 

こま兎「あの…。」

僕はこの際嫌われるのを覚悟していた。

スノーホワイト「どうしたの??」

チャットを送って10分もせずに返事が来た。

こま兎「僕実は男なんです!」

気が早まっていきなりそんなことを言ってしまった。

終わりだ…。

 

続く…。