妄想日記 その12「うさ耳の少女を見たんだ!」

前回

 

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学校での出来事である。

 

どうやら今日は騒がしい。

クラスで何か話題になっているようだ。

ちょっと耳を澄ませて聞くのに集中する。

 

「ほんとに見たんだよ。俺…。」

UFO?UMA?妖怪?妖精?

 

多分そんな類だろう。

「う…」

う?うから始まる妖怪…。

「兔の美少女を!!」

え…。

「昨日学校の居残りで帰りが遅くなったのだが

 

俺はそのとき一人で歩いていた。

そうしたら何か歌い声が聞こえた。

とてもかわいい声だったので思わず近づいてしまった。

そうしたらなんとそこには『心ぴょんぴょん待ち~♪』と歌っているうさ耳、白い丸っこい尻尾の生えた美少女を見かけたのだ。

その後うさ耳の後を追ったのだが、途中で物凄く高く飛び走ってどこかに行ったので追うことができなかった。

 

大体こんな感じである。」

「嘘だ~。」

「証拠見せろよ~」

みんなはその話を信じていない様子である。

「証拠ならあるぞ。この写真を見ろ。」

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・・・。

「この写真マジ?」

「すげー。」

「超かわいいじゃん」

ロリコンホイホイが三次元に!?」

やべーー。写真撮られてるーーーー。

ま、まあ流石にばれないばれない。

僕は内心とても焦りながらもいかにも興味がなさそうに装っていた。

「お前どう思う」

突然友達が話しかけてきたのでびっくりした。

「ほら話に決まっているよ。そんな非現実的なことがあるわけがない。」

僕はいたって冷静にその話を否定した。

「お前は夢がない奴だなぁ。それに証拠の写真だってあるんだぞ。」

証拠の写真のおかげでその話の信憑性がとても高くなっていた。

「それにさ」と友人は生き生きと話を進める。

「こんなかわいい子が現実にいるってわかると超興奮するじゃん!」

やれやれ、男というのは美少女というものに全く目がないな…。

まぁ、僕も言えたことじゃないが…。

 

キーンコーンカーンコーン

とチャイムが鳴り響いいたのと同時に群がっていた集団の人たちはみな自分の席に着く。

 

僕は授業中にずっとそのことを考えていて内容が全く頭に入ってこなかった。

くっそ・・。 

昨日ご〇うさの限定品手に入ったからって浮かれて気を抜いてたせいで…。

そんなことをずっと考えていて、最後には過去の話を考えても仕方ない。これからは気を付けよう。と結論付けた。

キーンコーンカーンコーン。授業の終わりのチャイムが鳴り響く。

「起立!礼」と号令がかかりみんな一斉に頭を下げる。

いつも長く感じられる授業が今日はとても短く感じた。

休憩所間になった瞬間またその話で盛り上がっていた。

「今日さ、みんなで行方を追おうぜ!」

「いいね!それ!!」

「俺も行くー。」

とみんなワクワクしていた。

そして友達が僕に

「お前は行く?」

と尋ねられた。

「馬鹿らしい」

と他人事のように振舞った。

とにかく今日の夜は気を付けないとである。

 

次回こま兎大ピンチ??