読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

妄想日記 その7「30minute」

二次創作 妄想日記

前回

 

koma2514.hatenablog.com

 

「こま兎サンこの『豆まきセット』はどうでしょうかネ?」

いつも通り人助けをしていたところたまたま通りすがったマジカロイド44が売り出してきた。

「あ!そういえば今日節分だよね??」

スノーホワイトが思い出したかのように言った。

魔法少女で豆まき大会しようよ!」

スノーホワイトはずいぶん元気そうだ。

スノーホワイトは僕たちの返事も聞かずに魔法少女の公開チャットに書き込みを始めていた。

「豆まきとか久々だなぁ。思いっきりやらせてもらうよ。」

ラピュセルも乗り気のようだ。

「参加費は特別大サービス500円デス。」

え?金とるのですか…。

「マジカロイドはほんとに金好きだなぁ。」

ラピュセルは呆れたように言った。

そんな会話をしているうちに何人か魔法少女が来たようだ。

「うぃ~す。暇そうだったからリップルもつれてきたぜ!」

「チッ」

空から箒でトップスピードとリップルが来た。

どうやらリップルは無理やり連れて来たって感じのようだ。

その後、ピンキーエンジェルズ、スイムスイム、たまもきた。

 

「ハイ。みなさん集まってれてアリガトウゴザイマス。」

いきなりマジカロイドが司会を始めだした。

「よっ!マジカロイド!」

「わー。」

「あのロボットダサくね?」「だよねー」

「ドーモドーモ。」

「今回の『第一回魔法少女豆まき大会』に参加していただき誠にありがとうございマス。」

二回目とかやる気ないくせに第一回ってつけたがるのほんとに何なのだろう…。

「今回はこの豆まきセットを用いてやりマス。

この豆まきセットの説明をします。

この豆まきセットは無限に豆が出てきマス。

この豆まきセットから出る豆は地面に落ちたら消えマス。

どれだけ激しく動いても外れない「鬼の面」も付いており、この面をつけている人に豆を当てたら勝ちです。

面を付けている人は当てられたら面が外れる仕様となっておりマス。

また、面をつけている人に豆を当てたら福が訪れると言われてマス。」

意外にもこの豆まきセットがちゃんとしており、それなりに楽しそうだった。

「たまには使える道具も出るんだな。」

「失礼ですネ」

「道具のことはわかったけど…。」「ルールの説明は??」

ピンキーエンジェルズは考えてることも同じのようだ。

「ルールの説明をしマス。

  1、鬼を決める。その鬼は「鬼の面」をつける

  2、豆まきセットを配る

  3、開始から3分で鬼が街のどこかに隠れ、3分経ったら鬼以外は鬼を探す

  4、30分以内に鬼に豆を当てたら鬼以外の勝利、30分間鬼が逃げ切ったら

    鬼の勝ちです

大体ルールはこんなかんじデス。

大体ルールは理解した。

出来れば鬼にはなりたくないなぁ…。

「こま兎サン。機嫌悪そうな顔してますネ。」

「あはは。鬼にはなりたくないなぁと思いまして。」

「なるほどですネ。まぁ数が多い側につくほうがいいですよネ」

 

「俺が鬼やろうか?」

トップスピードが陽気にそういった。

「あぁ。確かに最適かもですネ。」

「ちっ」

「いいねそれ!」「トップスピードマジクール。」

みんなが納得して、鬼はトップスピードがやることに決まった。

 

「こまちゃん頑張ろうね!」

スノーホワイトはとてもワクワクしているようだった。

それを見ると僕もちょっとはやる気が出た。

「そうですね。」

 

「それでははじめマース。鬼は逃げてくだサイ」

そういい、マジカロイドはタイマーをセットした。

「俺にそう簡単に豆を当てれると思うなよ!」

トップスピードはそういい、箒にのって飛んで行った。

てか、箒に乗ってたらどうやって豆当てるんだよ…。

「低空飛行でお願いしマス」

マジカロイドは同じことを思ったのか大きな声でそう言った。

「ほいよ。」

トップスピードもその言葉を聞き、察しがついたのか特に疑問もなく承諾した。

「それでマジカロイドは参加するの?」「あ、私も気になってた。」

実はいうと僕もそれは疑問に思っていた。

「私は参加しません。私は上空から見ているほうが楽しいです。」

その発言はいかにもマジカロイドぽかった。

そうやって周りを見ると話したことがない魔法少女が三人いることに気が付いた。

スク水を着ているスイムスイムとくノ一の格好をしているリップル、変な犬の着ぐるみみたいなのを着ているたまだ。

とりあえず挨拶だけでもしておくことにした。

まずはスイムスイムから。

スイムスイムの容姿はとても幼く見える気がした。

体の一部を除いたら…。

「スイムスイムさん初めまして。こま兎といいます。最近魔法少女になったものです。よろしくお願いします。」

いつも通り丁寧なあいさつ(主観)をした。

「スイムスイム。よろしく。」

そう、簡潔で興味のないようなあいさつをされた。

だが、そこがかわいい。

 

続いてリップル

見た目は個人的に見たら怖そうだった。

僕は恐る恐る話しかけた。

「あ、どうも。初めまして。こま兎と申します。あ、あのこれからよろしくお願いします。」

僕は震えながらも何とか言うことができた。

それにこいつ誰みたいな目で見てきた。

僕は今にも泣きそうだった。

「よろしく。」

スイムスイムよりも興味ないような雰囲気でそういった。

「あ、はい。」

 

最後にたま。

この子は見た目は大人しそうだったのでちょっと話し掛けにくかった。

常におびえてるみたいにも見えた。

「はじめまして。新人魔法少女のこま兎です。よろしくお願いします。」

そう話し掛けると、さらに身が小さくなった気がした。

「あ、たまといいます。こま兎ちゃん。よろしくね。」

意外とフレンドリーだった。

 

「残り30秒デス。」

「お姉ちゃん始まるよ」「そうだねミナ。よし変な魔女の鬼に1発かましてやるぞ。」

「私は一人で行動するからこま兎とスノーホワイトは好きにしてくれ。」

「はーい。一緒に行動しよ。こまちゃん。」

「わかりました。」

皆ワクワクしていて僕もテンションが上がってきた。

だんだん暗くなったこともあるではあろうが。

「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1

      スタートです!

残り30分

こま兎

始まった瞬間同時に9人の魔法少女は動き出した。

先頭を走るのはリップルだ。

忍者の格好をしているだけ早かった。

やる気がないように見えたが意外とそうではないようだ。

なんか殺気がったってる気もした。

 

開始して10秒もしたらみんなバラバラになった。

魔法少女ということだけあって身体能力はみんな優れているようだった。

「みんな早いな…。私たちも頑張らなきゃ。」

スノーホワイトは感心しながらそういった。

「ですね。とりあえず高いところにいきますか」

そういい僕たちはビルに上りそこからビルからビルへ飛び移りながら移動することにした。

ピンキーエンジェルズ

私たちはいつも二人だから今回も二人で行動することにした。

「てか思ったんだけどさ、このゲーム私たち有利すぎない?空高くから見つけることもできるし、魔法で変身したらばれないし。」

「ヌルゲーだね。」

私の魔法は『好きな生き物に変身できる』という魔法で、お姉ちゃんの魔法は『生き物以外の好きなものに変身できる』という魔法だ。

つまり、トップスピードを空から見つけたら近くに下りて変身したら簡単に当てることができるのだ。

「でも意外とリップルも有利じゃない?見つけたら外すことはないし」

そう、リップルの魔法は『手裏剣を投げれば百発百中』という魔法だがどうやら手裏剣以外にも作用するようだ。

「これってトップスピードが有利に見えて、私たちのほうが断然有利じゃない?」

「そうだよね。鬼側勝ち目無しだね」

リップル

私はいつもトップスピードに翻弄されてばかりで腹がたっていたためこの企画はちょうどいいと思った。

今日は1発どころじゃなく何十発当てようと思っている。

だから始まった瞬間私は一番に飛び出した。

それに私の魔法は『投げたら百発百中』という感じなので盾てとこ壁とかで防がない限りは必ず当たる。

例えどんなにトップスピードが速かったとしてもだ。

だからさっさと見つけてこのゲームをさっさと終わらせようと思っている。

 

スイムスイム

この豆まき大会はあまり乗り気ではなかったのだがピンキーエンジェルズに誘われたので仕方なく参加した。

たまもそうだ。

まぁ、当てたら福があるというので悪くはないかと思っている。

それよりさっきのうさ耳の魔法少女は誰なのだろう?

ルーラチームの新入り??

 

たま

私はいまこっそりスイムちゃんの後ろをついてきている。

何故かというと怖いからだ。

今は深夜なので周りは暗いからとても怖い。

でもたまが一緒だとスイムちゃんにも迷惑だろうからこっそりついていくことにした。

さっきの新入りの魔法少女に話しかけられた時もとても怖かった。

初対面の人と話す人はたいていそうだ。

そんなこと考えているとスイムちゃんは急にスピードを上げた。

 

残り25分

 

スイムスイム

さっきから後ろで人の気配がする。

ストーカーというのだろうか。

それにしては早すぎる。

私は少し怖かったのでスピードを上げた。

そうしてもついてきているようだったので怖いけど調べてみることにした。

勇気を出して後ろを見てみるとそこには『たま』がいた。

 「どうしたの…?」

たまはとてもびっくりしているようだった。

「えっと…その、夜に一人でいるのが怖くて…。」

「わかった。一緒に行動しよう。」

わざわざこっそりついて来なくてもいいのにとは思ったが、問い詰めるのは面倒だし何よりたまが泣き出しそうだったのでやめといた。

 

トップスピード

始まって5分が経過した。

このまま何もなく終わるという最高につまらない終わり方になるのではないかと不安になった。

でも俺が鬼というのが一番いい気がする。

というのもこのゲームで俺が当てる側だったら戦力の差が明確すぎるからだ。

てか、そろそろ誰かに見つかってもいいころなのにと思った。

一番最初に見つけられるのは誰だろう。

空を飛べるピンキーエンジェルズだろうか。

それとも身体能力と勘が優れているリップルだろうか。

どちらにしても見つかったら厄介そうだ。

ピンキーエンジェルズに見つかったら変身してばれないようにする可能性が高いし、リップルに見つかったら百発百中だ。

といっても逃げられないことはない。

ピンキーエンジェルズに関してはどんな生き物、物に警戒していれば問題ないし、リップルの魔法も百発百中といっても壁とかをうまく利用したら防ぐことができる。

まぁどちらにしても手は決して抜けないが。

 

マジカロイド44

最初の5分は特に何もなく終了した。

何故わかるかというとカラミティ・メアリと一緒に昼間に街中に監視カメラを設置しておいたからである。

視聴側としては何か起きてほしいのだが…。

トップスピードもかなり警戒しているようだし、そう簡単に当たるということはなさそうだ。

まぁ、面白い展開を期待することにしよう。

 

残り20分

こま兎、スノーホワイト

 僕たちは今、話し合いをしていた。

事の発端は数分前。

  「このまま普通に探しても勝ち目無いよ…。」

  「ですねぇ。」

  「作戦でもたてようよ」

  「そうしますか。」

という感じで今に及ぶ。

「作戦と言っても二人でできることっていったら大分限られますよね。」

「そうだね…。挟み撃ちとかどう?」

閃いたという感じでスノーホワイトは言った。

「それするならまず見つけないとですねぇ」

「うーん。待ち伏せする?」

待ち伏せは運ゲーになるしそれよりあと20分間待つというのは退屈すぎる。

「うーん。もっと可能性あるものにしません??」

そんなこと言っているうちに時間がどんどんなくなっていくのであった。

リップル

そろそろ10分がたっただろうか。

そろそろ見つけてもいいころである。

10分というのはとても早いものだ。

私の目標は10分以内に当てることだったのに。

いまごろトップスピードはいい気になっているのだろう。

そんなこと考えると腹が立ってきた。

ちっ。

 

ピンキーエンジェルズ

私たちは今、トップスピードを発見した。

トップスピードはまだ気づいていないようだ。

このまま突っ込んだら逃げられること間違いない。

さぁどうしよう。

「お姉ちゃん。どうする?」

ユナエルも同じことを考えているようだった。

「うーん…。とりあえず変身して待ち伏せする?」

「やっぱそうなるよね。何に変身するのがいいかな?」

「私がありでユナが石とかどう?近づいたら変身を解除して一斉にあてに行こう。」

「いいねそれ!」

 

残り15分

トップスピード

さっきから後方の空に天使が二人いる。

私は敢えて気づかないふりをしている。

ここで気づいてるとばれたら面白くないからだ。

さぁ、何に変身してくる?

どうやらミナエルがありでユナエルが石のようだ。

さてどうやってかわそう。

天使たちはどうやら先回りしているようだ。

近づいたところで猛スピードで振り切ろうかな。

ピンキーエンジェル

私たちは先回りしてトップスピードが来るのを待機していた。

トップスピードが見えてきた。

警戒しているのかとてもゆっくり走ってるようだ。

きた!今だ!

そして変身を解除した刹那トップスピードはいきなり10倍以上のスピードを出して振り切った。

通り過ぎる時に

「天使ちゃんあまいよあまいよ~。」

といい去っていった。

「くっそおーばれてたのかよ。」

 

たま、スイムスイム

たまと私はベンチでからあげくんを食べながら休憩していた。

というのもたまがだらしなく疲れたというものだから休憩としてコンビニに入ってたまにおごってもらったのだった。

私たちを見た客、店員はびっくりしているようだったが何故だろう。

たまはそのとき何故かとても恥ずかしそうにしてた。

 

マジカロイド

さっきやっと動きがあった。

だがどう考えたもバレバレだった。

というのも天使二人は音のことを全く気にせずいつもと同じくバサバサと羽の音が聞こえてたからである。

これはだめだ…。

 

残り10分
リップル

たまとスイムスイムがベンチでからあげくんを食べているのを見かけた。

諦めたのだろうか。

その近くにトップスピードを見つけた

一応忍者なので身を隠すことには慣れている。

当てたら確実に当たるという魔法だが壁とかによって防がれることもある。

恐らくトップスピードのスピードを考えたらチャンスは一度だろう。

慎重にいこう。

トップスピード

あれ?もうあと10分?

このまま終わるんじゃね

まさかの見つかったの天使だけ??

と気を抜いていたらスイムスイムとたまがベンチに座っていた。

たまたちはこちらに気づき追いかけ、豆を沢山投げてきたが俺はすべてを避けて猛スピードで突っ切った。

残り5分
マジカロイド

さぁ面白くなってきた。

トップスピードとリップルの最終戦か。

恐らくこの勝負トップスピードに気づかれたらリップルの負けだろう。

だが忍者だからそう簡単には気づかれないだろう。

 

リップル

私は慎重にトップスピードに気づかれないように後を追った。

トップスピードは常に結構スピードを出しているためついていくのが大変である。

私はタイミングを狙う。

もうあまり時間もないので素早くしたいがここで外したら負けという緊張感がありなかなか行動できない

 

トップスピード

あと5分を切った。

もう勝ちは目の前だ。

だがここで油断したら水の泡だ。

気を引き締めていこう。

 

残り3分

リップル

なかなかタイミングがつかめない。

このまま終わるわけにもいかない。

さぁどうしよう。

と考えているところにこま兎とスノーホワイト見えた。

私はすぐさま作戦を考え、こま兎とスノーホワイトにすぐ近寄り手短に作戦を説明した。

 

残り1分

こま兎、スノーホワイト

リップルから作戦を聞いた。

僕たちはそれを理解しすぐに行動にかかった。

 

トップスピードを発見した。

僕はトップスピードの箒に魔法をかけた。

僕の魔法。そう『なんでもモフモフにできる魔法だ。』

当然トップスピードは転んだ。そこにリップルが飛び出し豆を当てた。

 

こうしてゲームが終了した。

時間は残り10秒だった。

なんか僕はとてもうれしかった。

「ハイハイ。みなさまお疲れ様デス。勝者は当てる側です。

いやー鬼側は惜しかったですね。」

「いやー参ったぜ。リップルの作戦なんだろ?やるな。」

「ちっ」

いつもと同じく舌打ちをしているがどこか嬉しそうに見えた。

そんなこんなで豆まき大会は幕を閉じた。

誰かひとり忘れている気がしなくもないけど…。

 次回

 

koma2514.hatenablog.com